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Channel: シネマパラダイス »映画(ア行)
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アルビノ・アリゲーター

昔、マット・ディロンのデビュー当時、世の中にこんなきれいな少年の顔ってあるんだろうか?と思いました。どんな天才彫刻家だって、とてもこの自然の顔よりもいい顔なんて創れないだろうと。成長するにつれ、予想以上のガッチリしたいい体型に恵まれ、私の期待には大いに反したのですが、その美貌はほとんど失われていませんでした。いまだに美しい顔を保ち、その目、鼻、口もとのかわいらしさには、美少年の頃の面影をたっぷりと残...

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アミスタッド

「大きなオモチャを持った大きな子ども」の映画に興味はない、と米国のオファーを蹴飛ばしているオーストラリアの俳優ガイ・ピアス。私も大人子どもの親分スピルバーグの映画はほとんど観ることはありませんでした。正直、スピルバーグの作品で心から感心したのは『激突!』と『シンドラーのリスト』ぐらいのものでした。...

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a.b.c.の可能性

『a.b.c.の可能性』はストラスブール(フランスの東端)国立劇場付属の演劇学校の依頼で制作された、最終学年10人を使っての低予算映画なのですが、観ていて実にいい気分になります。パスカル・フェラン監督の腕前とセンスの良さに喝采です。 登場人物であるAからJまでを頭文字にした20代の青年10人が、どこかで少しずつ鎖みたいにつながりながら進行していくというしゃれたストーリーです。...

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オスカー・ワイルド

オスカー・ワイルド原作の『ドリアン・グレイの画像』という映画を観たのはいつのころだろうか(もちろんレンタルですよ) 私はその映画を観て、すっかり感激したのを覚えています。コーヒーを飲みながら友達と「外国映画って、こういう二流映画の方がずっと面白いよね」などと話したのが懐かしい。...

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アルテミシア

17世紀初頭のイタリアに実在した、美貌の天才女性画家アルテミシアのラブストーリーなのですが、カメラがまだなかった時代の幸福な画家たち・・・これを目の当たりにして面白く見ることができました。 並みの監督がやると、とかくうそっぽくなるものですが、監督のアニエス・メルレが美術学校出身とかで、昔の画家がどんなふうにして制作していたかを具体的に見せてくれます。...

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オスカーとルシンダ

原作がブッカー賞受賞の面白い物語。この賞はイギリスでは芥川賞のように権威があるらしいのですが、前にカズオ・イシグロが「執事」で受賞して、日本でも有名になりました。 「オスカーとルシンダ」は今から100年以上も前のヴィクトリア朝時代の話です。 主人公は「イングリッシュ・ペイシェント」のレイフ・ファインズ演じる変わり物の牧師。...

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LAコンフィデンシャル

キム・ベイシンガーが「タイタニック」の独占を退け、ついにアカデミー賞助演女優賞を取ったこの映画は、やたら前評判が高かったので気になってはいました。 実を言うと、タイトルがイヤでパスをするつもりだったのですが、観て正解でした。 ただ、やたら筋が込み入っていて、この手のものに慣れていない人はとても疲れる映画かもしれません。 登場人物が多すぎる上に、顔も服装も皆似たようだから識別しにくいのです。...

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アパッショナート

演技力が上手な俳優はたくさんいるのに、ホントに美しい俳優というとイギリス映画でしかほとんど見られない昨今。そんな時、アントニオーニのイタリア映画「愛のめぐりあい」に主演したキム・ロッシ=スチュワートの出現はまさに青天のへきれきでした。今どき、こんな繊細で美しい男性がいたのかと。...

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ウェルカム・トゥ・サラエボ

マイケルの名前はどうでもいいので、名字の”ウィンターボトム”だけはしっかりと覚えましょう。 今世界でいちばん脂が乗っているイギリス映画のなかでも最も旬な映画監督です。 ケン・ローチやマイク・リーも超えた・・・と評判の若手監督です。 その第一作が殺人狂の女を描いた「バタフライ・キス」。第二作は「GO NOW」。第三作が「日蔭のふたり」と3作品とも個人的にはかなりの高得点でした。...

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アイ ウォント ユー

「アイ ウォント ユー」は、傑作「ウェルカム・トゥ・サラエボ」のすぐ後だったので、期待は大きい作品でした。 ウィンターボトム監督作品としては「バタフライ・キス」に次ぐ奇妙なエンターテイメント系列なります。 物語を進めるのが口をきかない難民少年のホンダで、その細いボディラインの不思議な魅力は一見に値します。 母の自殺に直面して以来、しゃべらなくなり、美しい姉スモーキーと一緒に暮らしています。...

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アルゴ

実際に起こった出来事を数十年の時を経て映画化したのが「アルゴ」です。 物語としては1979年のイランが舞台になります。イランの首都テヘランにあったアメリカ大使館はイラン革命のまっただ中でも業務をおこなっていましたが、イスラム過激派のグループがこの大使館を選挙し、アメリカ人外交官たちを人質にとります。...

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アナと雪の女王

ディズニー映画は以前から大ヒット作品を生み出してきましたが、ここまで全世代から受け入れられた作品もないと思います。 アナと雪の女王はディズニー作品のひとつですから、全世界で愛されるような内容を目指して作られています。 そのため、どんな国の人が見ても不快感を抱かないようになっているのですが、それにしてもここまで受け入れられたケースは珍しいと言えます。とくに支持をしているのは女性です。...

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